多趣味で生きる者の雑記帳

現在は主にごちうさに対する想いについて書いています。

ごちうさBLOOM第9羽の感想

 今回のごちうさ9羽は全体的に友情や絆を強調しているものが多かった印象がある。幼馴染で昔から思いを共有し合っていた千夜シャロ、イメチェンから試されるラビットハウス3姉妹の友情等様々だったが、それらを見てやっぱり仲睦まじい関係なんだと改めて思った。細かく見通せば更に仲睦まじい事である事の素晴らしさが見えてくるものなのだが、大雑把に見ても伝わってくると言うのだから驚きである。

 今回のお話は生徒会に千夜ちゃんと紗路ちゃんが推薦されたのと、理世ちゃんが千夜ちゃんに頼んでイメチェンして心愛ちゃんと智乃ちゃんの動向を探ると言うもので、前者は原作6巻、後者は原作7巻に当たるお話であり、今羽から原作7巻のエピソードも出てきている。先ずは後者から感想を書く。

1.ラビットハウス3姉妹の温かき友情

 このお話は、理世ちゃんが心愛ちゃんと智乃ちゃんに何時ものと違う姿所謂ロゼちゃんで現れ、何時正体に気づくか試すと言うものなのだが、結局心愛ちゃんも智乃ちゃんも全然気付かずじまいで、理世ちゃん自身割と寂しかった様だが、最終的に理世ちゃんだと気付いた心愛ちゃんがかけた言葉は人のどんな個性も否定しない温かなものだったと思う。元々心愛ちゃんは意識せずとも人の心にグッとくる様な言葉をかけてあげられる人なのだが、今回それが全面に出たと考えている。そしてそこから見えるものは、底抜けとも言える様な明るい性格の心愛ちゃんが持っている、人を思い遣る事の出来る優しい心。これは心愛ちゃんが何故あれだけ人から愛される人なのかと言う理由を解き明かすには十分過ぎるものだし、心愛ちゃん自身が親身になって人と接する事の出来る女の子である事も意味している。そしてそれは、最早見よう見まねでは絶対に真似出来ない心愛ちゃんの才能がなせる業とも言える。何故なら、普通ならあらゆる個性を否定しないと発言する時はもっと神妙な面持ちをするものであるのを、彼女は満面の微笑みを以て伝えているからだ。それも一切の邪念を感じさせないものを引っ提げて。この様な事はたとえ方法が分かっていても実行するのは至難の業で、どんな性質の人も受け容れられる器の大きさはもちろんの事、人の気持ちを思い遣れる事、そして親身になって人に寄り添える優しさ。これら一つでも欠けていると人に本心は伝わらない事が多いからである。しかし、心愛ちゃんはその高い壁を超える事が出来ている。それは周りの心愛ちゃんに対して抱いている温かな心情が証明している。

 とは言え、普段から楽観的でマイペースな事も相まって、人に本当に気を遣えるのか分かりにくい心愛ちゃんだが、人に本心を伝える時は満面の笑みを浮かべていても言葉にはしっかりとした想いを込めている事が多く、それは本当に人の気持ちを慮(おもんばか)る必要がある時に絶大な効果をもたらす。普段から楽観的な人の想いを込めた一言と言うのは想像以上に心に刺さるものがあるからだ。しかしながら、きっと心愛ちゃんはここまでは意識していないと思う。何故なら心愛ちゃんが人に発した大切な言葉を心愛ちゃん自身は憶えていない事が多く、これは人の心に突き刺さる言葉と言うものは、心愛ちゃんにとっては普段から人に対して何気なく想っていたりする事を口にしているだけである可能性も考えられ、何も意図的に人の心に刺さる言葉を吟味して発言しているとは断定できない為である。つまり心愛ちゃんは意識して人の心に刺さる様な言葉をかけているのではなくて、純粋に彼女自身が思った人の良い所をそのまままっすぐ伝えているという事だが、これは何も悪い事では無いと思う。心愛ちゃんの様に明るく真っ直ぐな人がそのまま伝える言葉は、言葉を吟味しなくても既に人の心に刺さるものとして十分であり、無理に言葉を選ばなくても純粋に伝えてくれるだけでも人にとっては有難いものだと思うからである。

 そんな心愛ちゃんの普段と変わらない笑顔から発せられた個性を認めてくれた温かな言葉は理世ちゃんにとってどんな感じだったのだろうか。あれだけ長い間ずっとそばにいて、一緒に様々な事を楽しんで、色々な困難も一緒に乗り越えてきた謂わば苦楽を共にした親友或いは戦友(?)とも呼んでもいい様な心愛ちゃんに、少しイメチェンしただけで全く気付いてもらえなくて(しかもロゼちゃん姿で会ったのは初めてでは無い)、内心泣きたくなる様な寂しさがこみあげてきていたのかもしれない。表立ってはロゼちゃんと理世ちゃんが同一人物だと気付いてもらえない事を逆手にとって心理戦を用いた作戦を立てて楽しんでもいた理世ちゃんだが、だからと言ってそれが理世ちゃんの本当の気持ちとは言い切れない。人の本心なんて正確には誰にも分からないのだから。それでも本当は寂しがりな理世ちゃんの事だから心愛ちゃんのみならず、智乃ちゃんも全く気付いてくれなかった事には多少なりともショックだったとは思う。ただ、心愛ちゃんと智乃ちゃんには何の悪気も無いのはもちろんの事、抑々「ロゼ」と言う名前自体も理世ちゃんがお淑やかな姿でそれこそ心愛ちゃんと智乃ちゃんに鉢合わせした時に心愛ちゃんから「理世ちゃんなの?」と聞かれて、正体を打ち明けるのが恥ずかしくて咄嗟に名乗ったものなので、2人からしてみればガーリーな理世ちゃんはロゼちゃんと言うそっくりの別人という事になっていただけだった。そう言う意味で考えると、理世ちゃん自身も心愛ちゃんと智乃ちゃんが人を疑わない素直な人*1である事と、2人がロゼちゃんが理世ちゃんが別人であると思い込んでいる発端を理世ちゃん自身が作ってしまった事も手伝って、本当は多少なりとも恐怖心があった可能性はある。些細なすれ違いが原因とは言え、結果的に心愛ちゃんと智乃ちゃんに嘘をついてしまった責任を理世ちゃんは感じていた可能性がある。でも心愛ちゃんは理世ちゃんに対して一切の怒りの感情をぶつける事無く、満面の笑みをもって温かな言葉を投げかけてくれた。それらを鑑みると、ロゼちゃん=理世ちゃんである事に気付いた心愛ちゃんが理世ちゃんにかけた温かな言葉に理世ちゃんは心の中で、自分自身の個性を大切な人に認めてもらえた喜びと、結果的にロゼちゃん=理世ちゃんを自分の口から直接心愛に遂に打ち明けられなかったばかりか、一度は確証が無いとは言え正体を見抜いた心愛に対して嘘をついてしまった事を心愛ちゃんは分かった上で受け止めてくれて、その上優しく接してくれたと言う器の広さに感慨無量になっていたのかもしれない。

 

 話を少し巻き戻して、智乃ちゃんの視点から見たロゼちゃんについての感想を書く。智乃ちゃんにしても理世ちゃんがいないラビットハウスは寂しい様で、その事を智乃ちゃん本人は気付いていないとは言え、理世ちゃん*2に話している場面があって、これは智乃ちゃん自身にとっても理世ちゃんは仕事仲間を超えたかけがえのない大切な存在であると同時に、そんな大切な人とは少しの時間も離れたくないと言う切な願いでもあると感じた。これは普段本心はさほど明かさない智乃ちゃんだが、理世ちゃんは心愛ちゃんが木組みの街に来る前にラビットハウスに来ているので付き合いが長く、それ相応に親近感と安心感を持っていたという事であり、智乃ちゃんにしても理世ちゃんのいない世界観は考えられなくなりつつあることを意味している。

 そんな智乃ちゃんの本音を聞いて、普段あれだけ同じ仕事場にいるのに聞けなかった本音と言うものが聞けて理世ちゃんも思う事はたくさんあったと思う。理世ちゃんが初めて会った頃の智乃ちゃんと比べてみれば圧倒的に変わったのは明白であり、成長している姿を見て一体何を思ったのだろう。以前に比べてアクティビティになった事だったり、心愛ちゃんとラビットハウスで日向ぼっこで競い合う様になる等良くも悪くも心愛ちゃんと似てきた事*3だったり、自分の意思を明確に人に言える様になれた事だったり、様々あると思われる。ただ何れにしても良い意味での成長を遂げていく智乃ちゃんを見て、私自身も一番年上として、仕事仲間として、そして大切な人に一緒に居て楽しくてずっと一緒に居て欲しいと思える様な人としてしっかりしないといけないと心に思ったと考えている。勿論理世ちゃん本人はそんな事は直接は言っていないのだが、今までの関係性や理世ちゃん自身の性格、そしてこれからも様々な面において大切だと思える人と一緒に居たいのであろうと感じ取れる事を考慮すると、上記の様に思っているのであると予想する事が出来る。智乃ちゃんが成長している事は、他の人にも影響を与えているのである。

 

 最後に、今回のお話のラビットハウス3姉妹について感想を書く。理世ちゃんはラビットハウスで働いているので、智乃ちゃんと心愛ちゃんとは他の人達よりも同じ時間空間を長く共有している事もあって3人共に非常に仲が良く、心愛ちゃんが3姉妹と言う程のものなのだが、その3姉妹たる心愛ちゃんと智乃ちゃんが「理世ちゃん=ロゼちゃん」と言う事実に最後まで気付いていなかったと言う点はかなり引っ掛かっていた。あれだけ仲が良く、何気ない事も共有し合っているのに、理世ちゃんがお淑やかになると途端に別人だと思い込むと言うのもなんだか不思議なものだと思っていた。もし理世ちゃんと親しい人全員が正体に気付いていないならまだしも、理世ちゃんと最も接点が多い2人以外が気付いていて、よりによって肝心の心愛ちゃんと智乃ちゃんが気付けてなかったと言う事実もそれを助長させていた。

 ただ、心愛ちゃんと智乃ちゃんがロゼちゃんの正体が理世ちゃんだと気付かなかった理由は上記の通り理世ちゃんが咄嗟にロゼちゃんと誤魔化した事をそのまま真に受けた為なので、結果的に2人は人を無闇に疑わない人だという事を示している事になっている。理世ちゃんにその辺りの事情を根掘り葉掘り聴かなかったのも、2人の思いやり故だった可能性も否定できない。そういった事を鑑みると、心愛ちゃんと智乃ちゃんがロゼちゃんの正体が理世ちゃんと気付かなかった事は、別に理世ちゃんの事が2人にとって本当は心の底から大切だとは思っていなかったと言う訳では無く、寧ろ心の底から大切な人だからこそ、無神経にデリケートな事を聴き出して、理世ちゃんの事を無闇に傷つけたくは無かった故だったと言えると思った。つまり3姉妹たる心愛ちゃんと智乃ちゃんがロゼちゃんの正体に気付かなかったのは3姉妹の間にある温かな関係性を重んじるが故だった可能性があると考えたのである。結果的に言えばその思いやりが皮肉にも悪い方向に進んでしまう事に箔を付けたのは事実だが、友情的・姉妹的には寧ろプラス効果だったと思う。誰が悪かったと言う問題でも無いし、そもそも3人共に全然事を深刻に捉えていなかった*4のもあったのだが、何よりも理世ちゃんの正体がロゼちゃんである事に気付かなかったのを、人はイメチェンすると何時も身近にいる人でも気付かないと分かったのを良い事に、一件落着した後に心愛ちゃんと理世ちゃんが調子に乗って*5智乃ちゃんを揶揄って一番年下である智乃ちゃんに怒られたりしている事が何があっても3人は仲睦まじい関係性なのだという事を証明している。別に必ずしも証明していなかったとしても、年上2人が節操も無く調子に乗って一番年下に怒られたりしているのを見たら「あれだけ年下が年上にものを言える位だから大丈夫だ」と私自身はなると思うが。

2.幼なじみだから持つ想い

 このお話は幼なじみである千夜ちゃんと紗路ちゃんがそれぞれ生徒会に推薦されるものであり、推薦された事を巡って様々な事が展開されていくお話*6である。とは言っても最終的には2人共に推薦は辞退しているのだが、ここで大きく関わってくるのは千夜ちゃんと紗路ちゃんが幼なじみであると言う事実そのものであり、幼なじみだからこそ抱く感情が多く存在するものになっている。しかしながら、抑々千夜ちゃんと紗路ちゃんは幼なじみと言えど当然ながら別人格の人間なので、性格や価値観はまるで別物である事は留意する必要がある*7。ただ、性格や価値観は違っていてもお互いに上手く擦り合わせられるのが幼なじみの凄さであると思っている。別に擦り合わせ自体は幼なじみでなくても普通に出来る事だが、幼なじみは何か特別な感触がするのだ。そう思うのは幼なじみは読んで字のごとく幼い頃からの知り合いなので、ある程度成長してからはどれだけ足掻こうと培う事は絶対不可能な事が関連しているのだろう。

 

 ここから本題に入る。千夜ちゃんと紗路ちゃんはそれぞれ生徒会の推薦に選ばれたのは前述の通りで、選ばれた理由は千夜ちゃんは文化祭でリーダーシップを発揮してクラスを統率するために努力している経緯を見て信頼されたからであり、紗路ちゃんの方は本人は何も語っていない為良く分からないが、普段から気配りできる人である事や真面目で何事にも手を抜かない一生懸命な所が信頼されたからだと思われる。どちらにしても人から信頼される人間性なのは明白であり、そう言う意味でくるなら人望溢れる幼なじみだと言える。

 ただ、千夜ちゃんはかなり乗り気でスピーチの内容を考えたりするなど熱の入れ様も本物だったが、紗路ちゃんはどうにも乗り気では無かった。それもそのはず紗路ちゃんは千夜ちゃんには直ぐには言いそびれたとはいえ既に推薦は辞退していた為である。紗路ちゃんが辞退した理由はそもそも私生活の多忙さから生徒会まで出来る余裕がないと言うのもあったが、紗路ちゃんが千夜ちゃんの生徒会推薦に乗り気でなかったのはもう一つの理由である幼なじみだからこそ持てる理由があった。

 紗路ちゃんが千夜ちゃんの生徒会推薦に乗り気でなかったのは、その時点では千夜ちゃんは忘れていた事だったが、その昔2人がまだ幼い頃に千夜ちゃんが将来の展望として甘兎庵の社長になって各地で(良い意味で)名を轟かせる*8と言うのを紗路ちゃんに誓っていて、その事を紗路ちゃんがずっと覚えていた事にある。紗路ちゃんとしては生徒会になって活躍する千夜ちゃんも別に嫌では無かったと思われる*9が、本心としてはやはり甘兎庵で活き活きとしながら活躍する千夜ちゃんで居て欲しいと言うのが切望する願いだったのだろう。ただ、その本心を紗路ちゃんは千夜ちゃんに直接打ち明けてはいない。理由としては自分(千夜ちゃんの事)が言った事だから自分で思い出してと言う紗路ちゃんの願いもあったのだろうが、言ってしまうと紗路ちゃん自身の願望でしかない事を千夜ちゃんに無理に押し付ける事になってしまう紗路ちゃん自身の想いを千夜ちゃん本人に言い出しにくかった可能性も考えられる。幼なじみの間柄とは言え、折角人から信頼されて貰った推薦をわがままで駄目にしてしまう事だけは人の意思を完全無視する事になるので絶対にやってはいけない事であり、これを考慮すると紗路ちゃんのとった行動は自分がどう思ってもあくまで相手の意思を尊重すると言う紗路ちゃん自身の強い意思を感じられ、同時にお互い幼い頃に誓った約束は忘れて欲しくないと言うジレンマをも強く感じ取れる。ただでさえ千夜ちゃんに対しては空回り気味の紗路ちゃんだが、この時はいつも以上に空回りしていた様に感じたのもジレンマ故だったのかもしれない。

 そんな紗路ちゃんに千夜ちゃんは初めは昔の記憶を忘れていた為、何の事か良く分からなさそうだったが、紗路ちゃんが生徒会の推薦を辞退した事に関してはきちんと理解を示していた。千夜ちゃんにしても想いは一緒で、あらゆる場面において活躍する事は喜ばしい事ではあるが、無理だけはして欲しくないと言う想いが強くある事が伺える。千夜ちゃんは紗路ちゃんの事を普段は揶揄う事が多いのだが、紗路ちゃんの想いを踏みにじったり、尊厳を傷つける様な事は絶対にしたりしないのも紗路ちゃんの事を大切に想っているからである。揶揄う理由に関しては単純に悪戯好きな面があるからだと思われるが、紗路ちゃんには揶揄う事が出来る程信頼できる人だと千夜ちゃんが考えている証拠でもあるかも。人を揶揄う事は相当仲良しで無いと通じない事もしばしばだし。

 そして、昔の記憶を忘れていた千夜ちゃんが思い出したきっかけは甘兎庵の看板うさぎである「あんこ」に付けている飾り付けが無くなってしまった事であった。個人的には「何故にうさぎで思い出すきっかけをつかめるのだ?」となるが、これは千夜ちゃんと紗路ちゃんにとってあんこと言ううさぎは幼い頃にずっと一緒に過ごした存在だった事が大きい*10。2人共に両親が仕事や経済上の都合でそれぞれ千夜ちゃんと紗路ちゃんと一緒に居られる時間が少なかった事が主な要因だが、それも千夜ちゃんと紗路ちゃんが並みの幼なじみの仲良さ以上に仲が良い事の理由なのだろう。そんな2人にとって特別な存在であるあんこに付けていた装飾品を巡って千夜ちゃんは過去に忘れていた記憶を呼び起こし、紗路ちゃんは思い悩む事もあれど、最終的には千夜ちゃんと言う幼なじみとの素敵な記憶をまた共有し合えると言う何ともロマンチックな展開になっている。まぁロマンチックな展開はアニメ劇中にもあったお花の種類や紅白饅頭等も関係しているが、如何せん私はその手の分野には感想考察できる程の知識がないのでノータッチとする。しっかりした知識も持たずに色々展望する事はあまり良くないので。ただ、ロマンチック展開そのものは好きなのでこのお話全体に相当心打たれた挙句、私自身も視聴後にロマンチックな思想を展開したのは言うまでも無かったのだが・・・。

 

 最後に、千夜ちゃんと紗路ちゃんの幼なじみ関係について今回のお話から思った事を書く。元々幼なじみとして心から分かり合った関係であった千夜ちゃんと紗路ちゃんだが、今回それが強調されていた回だったと思う。まず幼い頃に誓い合った約束ですら幼なじみだからこそであり、様々な事を巡って最終的な答えを合致させたのもお互いの事を大切に想っているからであり、最終的に2人共推薦を辞退して他の人の推薦祝いに参加する等、仲の良さで来るなら誰にも負けないものを感じた。今までも千夜ちゃんと紗路ちゃんと言う幼なじみの関係性は相当に気を惹かれていて、それ故に様々な可能性について考えてきたのだが、今回のお話を見て「この2人はこれからもずっと心の底から信頼し合える仲良しでいられる」と思った。どうか幼なじみの友情をずっと大切にしていってほしいと思うばかりである。

 

 次の10羽も非常に楽しみです。と言うか当日なんですけどね(12月12日なので)。

*1:心愛ちゃんと智乃ちゃん以外は、理世ちゃんとロゼちゃんが同一人物である事は気付いていた。尤も心愛ちゃんと智乃ちゃんからしてみれば、本人がロゼちゃんと言っているからこれ以上詰問するのは良くないと言う優しさもあったと思われるが、それが結果的に理解のすれ違いを招く羽目になってしまった。

*2:この時点では智乃ちゃんはロゼちゃんだと思っている。

*3:これを聞いた理世ちゃんは怒る事は無かった。怒ると理世ちゃんである事がバレるのも理由の一つだろうが、それ以上に智乃ちゃんが以前は絶対しなかった事を積極的にやろうとするそんな姿に感銘を受けていたのかもしれない。尤も智乃ちゃんが心愛ちゃんに影響されてきているのは実は原作3巻から見えていたのだが。

*4:一般的には悪い意味となる事が多いが、この場合は良い意味の方である。

*5:心愛ちゃんが割と調子に乗る事が多いが、実際は理世ちゃんもかなりの調子乗りであり、特におだてると直ぐにその気になる。理世ちゃんも心愛ちゃんも大人を除くと一番年上の2人なのだが・・・。

*6:ここで私は「そもそも生徒会メンバーは立候補で決める事が多いから、推薦で決めるものなのか?」と原作で初めてこのエピソードを見た時からずっと思っている。まぁそう思うだけ野暮と言うものだし、別に推薦で候補者を決めるのはいかんと言う気も無いが、純粋に気になる点ではある。

*7:これ自体はこちらも幼なじみである麻耶ちゃんと恵ちゃんにも同じ事が言える。

*8:こんな壮大な目標を立てたのは、バイヤーとして各地を飛び回っている千夜ちゃんの母親の影響の可能性が考えられる。無論その事は直接的な手掛かりは無いが、幼い頃に突拍子も無く世界進出関連の言葉を人に誓う事は考えにくく、母親の影響の可能性は否定できない。

*9:現に千夜ちゃんに推薦を辞退しろとは迫っていない。人の気持ちを全く考えずに自分の意思を押しつける事はしたくなかったのであろう。

*10:ただし、紗路ちゃんがうさぎにトラウマ意識がある理由もあんこなのだが。