多趣味で生きる者の雑記帳

現在は主にごちうさに対する想いについて書いています。

ティッピーの魅力について

 こんにちは。今回はティッピーの魅力と、そのティッピーを演じていた清川元夢さんの演じる魅力について、個人的に思っている事を書き出したいと思います。この記事を書こうと思った理由は、ティッピーの魅力と演じ方について、ブログにて纏めて欲しいと言う提案があった事もありますが、一番は清川さんの突然の訃報です。尚、提案も清川さんの突然の訃報に係るものですが、私としては、自分がどの様にすべきなのか良く分からないと言うのが正直な所です。しかしながら、提案があった以上はブログにて書き出すべきだと私は考えているので、文量はシンプルなものとなりますが、自分が持つ想いをしっかり書き出したいと思います。

 

 では早速ティッピーの魅力、演じ方について書き出したい。ティッピーは、普段は正しく「人生の大先輩」と言うに相応しい雰囲気が魅力的な存在であり、喫茶店とコーヒーに対してただならぬ拘りを持っている事から、時に堅物屋に映る事もあるが、孫世代*1の事になるとコミカルな一面を見せる事もありながら、基本的には孫世代の事を優しく見守っている好々爺でもあり、嘗ては学生時代の青山さんに小説を書く上での助言を送った事も多々ある*2等、全体的にごちうさの中核にも関わる重要人物である。

 基本的にはラビットハウスのマスコットキャラ的存在であり、昼間営業の喫茶店スタイルの際は智乃ちゃんの頭の上に乗っている描写が多いが、智乃ちゃんが不在の時は心愛ちゃんの頭の上に乗るケースも多く、夜間営業のバータイム時にはタカヒロさんの横についているケースが多くなっている。

 また、初期においてはそれまで同年代の子達と馴染んだ経緯があまりなかった智乃ちゃんに対して、数々の助言やフォローをする描写が多く存在していたが、作中において智乃ちゃんが精神的に成長するにつれてその描写は減少傾向にある。ただ、ティッピーには「智乃ちゃんが精神的にも大丈夫だと確約できるまでは、智乃ちゃんの傍に居続ける」と言う信念がある為、自分の将来像を立てる上で必ず向き合わなければならない事が明確に表れている近年のごちうさにおいては依然として必要不可欠な存在であり、今後のストーリーにも深く関わってくるのは間違いないと思われる。

 尚、ティッピー自体はアンゴラうさぎであるが、作中では智乃ちゃんのおじいちゃんの声がする存在として描かれている。ただ、作中においてこの事実を明確に知っているのはごく限られた人物のみであり、更に何故この様な事をなったのかを知る者は、作中を見る限り基本的にはいない様である。しかしながら、細かな経緯は分からなくとも、ティッピーが今でも智乃ちゃんを始めとした孫世代を優しく見守っているのは紛れもない事実であり、その事実がティッピーの魅力をより引き立たせていると言えよう。

 そして、アニメにおいて清川元夢さんが演じていた声については、個人的には正に「人生の大先輩を体で表した演技」だと捉えており、コミカルな一面をのぞかせながらも、落ち着いた雰囲気を肌身で感じさせる声質と、孫世代を優しく見守っている事を体で表す声のトーンは正に至高の領域であり、多くの人の心を掴む演技だったと考えている。

 私としても清川さん演じるティッピーはとても印象に残っており、元々私が「声」そのものが好きである事*3と、ダンディな魅力を感じさせる声質も好みの一つである事もあって、アニメにおけるごちうさにおいて外す事の出来ない存在だと認識しており、特にアニメ3期たるBLOOMがその認識が一番強くある。何故BLOOMが一番印象に残っているかと言えば、私が初めてリアルタイムで視聴したアニメのごちうさだった事と、BLOOMにおけるティッピーの台詞が特に印象的だったからであり、非常に上質な物だったと捉えている。

 

 私も1人のごちうさファンとして、1人の声優好きとして、清川元夢さん演じるティッピーはとても印象的でありました。謹んでお悔やみ申し上げます。

*1:智乃ちゃんやその友達の事。

*2:その為、青山さんは大人になった今でもマスターに対して絶大な信頼を寄せている。

*3:これは私が声優さんが好きな理由の一つでもある。