多趣味で生きる者の雑記帳

現在は主にごちうさに対する想いについて書いています。

モカさんと言う頼れるお姉ちゃんについて

 こんにちは。年を1つ重ねたっていきなり大幅に変わってしまう事は無いですが、それでも少しずつでも変化していくのかと毎年思うのですが、その1年後に、結局大して変化していないのではないかと考えて、なんだか悲しくも嬉しくも思う事が最早繰り返し起こってますね。まぁ、1年で大幅に変わろうと思ってもかなり難しいので、ある程度はしょうがないのですけどね・・・

 さて、閑話休題と称して今回はモカさんに対する想いについて叙述したいと思います。心愛の姉でもあるモカさんですが、その姿は様々な面を持ち合わせています。今回もそれらを細かく考えていきたいと思います。
 あと、モカさんに対する自分の想いに関しては、最後まで見てくれると幸いです。様々兄妹観について考えていますが、最後まで読んでくれないと真意がきちんと伝わらないので・・・その辺りだけはよろしくお願いいたします。あと、ネタバレも含むものなので、その辺りの事も理解してから見てください。

1.モカさんの溢れるお姉さん感について

 1.お姉さんとしてのモカさん

 モカさんは心愛ちゃんのお姉ちゃんであり、パン作りが非常に得意な女性である。そのオーラと包容力は本物で、ひとたびその力を発揮すれば心愛のものが軽く見える程。性格は心愛と似ている部分も多いが、常に元気っ子な心愛とは異なり、どちらかと言えば落ち着いたしっかり者の典型的なお姉さん気質の持ち主*1である。

 パン作りの腕前は凄まじく、食べた者を思わず涙を流させる程*2知名度もある様で、雑誌にも掲載されている。その腕前は心愛ちゃんとはかなり水をあけられる程の差が有る。とは言っても心愛ちゃんもかなりの腕前である為、2人が結託すれば誰にも負けないコンビとなり得る。

 包容力に関しても心愛ちゃんとはやはり比較にならず、心愛ちゃんの場合だと嫌そうにする智乃ちゃんが、モカさんの場合は嫌悪感を覚えず、寧ろそのまま癒されてしまう程。この差はどうも相手を受け止めるか否かに表れており、心愛ちゃんの場合無理に包容しようとしてかえって相手が嫌がる程してしまう事により、モカさんとの明暗が分かれてしまうのだろう。ただ、心愛ちゃんと違ってモカさんは親しい人みんなをやたら積極的に包み込みたがる所があり、その辺りは理世ちゃんが苦手とする理由にもなっている。とは言ってもモカさんも心愛ちゃんも節操はきちんとある人なので、その辺りはご安心を。

 面倒見もとても良く、妹たちの憧れの存在となるには十分すぎる程である。これは元々4兄弟の面倒を見てきたからこそなのだが、特に心愛ちゃんの姉として長らく見守ってきたのが大きいのだろう。ただ心愛に対してはやや揶揄(からか)いたくなる様だが、心愛はそんな揶揄いはあまり好きではない。揶揄ってばかりのお姉ちゃんに怒った事すらある。

 2.モカさんの本当は・・・

 妹達*3のお姉ちゃんであり、姉として完璧にも思えてくるモカさんだが、その実相当な心愛好きであり、心愛に嫌われる事を何よりも恐れている面がある。事実、心愛に避けられるだけで相当へこんでしまう辺り、心愛以上に妹離れに対する恐怖が深刻な所があり、理世ちゃんから指摘されてもいる。その辺りモカさんは一人でも大丈夫そうに見えて、実は心愛よりも頼りになる人が必要なタイプなのかも知れない*4

 努力家でもあり、妹達の良き姉であるためならどんな努力を惜しまない。ただ、その努力を妹達に見せる事は無い。これは、姉と言うものは何時でも完璧な姿を見せないといけないと思っている面が有るからだと思われる。実際その事情を知る周りの人が事実を言ようとすると、慌てて遮ろうとする。ただ、その辺りの真意は心愛にはきちんと感じ取られてもいる。

 3.心愛ちゃんの友達との関わり

 モカさんが心愛ちゃんの友達皆と関わった時は、やはりその抜群の姉オーラを発揮して皆の心を掴みとり、とても良好な関係を築き上げた。但し、悪気が無いとは言え、あまりにも早く皆の心を掴みとったが故に心愛ちゃんからは心愛ちゃん自身が築き上げた努力の賜物を水泡に帰させかねないと思われ、ちょっとした姉離れをさせられた*5
 全体的に皆の反応は頼りになる姉と言うイメージが殆ど*6だが、やはり心愛ちゃんの姉という事で心愛ちゃんと似ている面も多いとも思われている。とは言っても、モカさんと心愛ちゃんは姉妹とは言っても人としては別人故に2人は全く同じ個性では無い為、心愛ちゃんが心配している、モカさんに何もかもとられてしまう事は無いと思われる。この辺りの詳しい考察は後述。
 

2.モカさんに対して何を思うのか 

 1.モカさんに対する昔の考え

 心愛ちゃんの姉であるモカさんについては、昔から可愛らしくて面倒見の良いお姉ちゃんだと思っていて、こんなお姉ちゃんがいたら良いなぁと思わせるには十分すぎる存在だと認識していた。今思えば兄妹に囲まれて幸せそうにしている姿が容易に浮かばれるモカさんの事が激しく共感できるが故にそう思ったのかも知れないが、本当に昔からそう思ってたのかは最早定かでない。ただ、昔からモカさんのお姉ちゃん姿が好きだったのは事実であり、こんなお姉ちゃんがいたからこそ、心愛ちゃんはあんなに明るくて皆を楽しませる事に長けているんだと、しみじみ思わされていた。憧れの姉の姿として惹かれていたのはやはり昔からあったのだと思う。

 2.モカさんに対する今の想い

 モカさんに対して様々な面から理解がある現在では、理想のお姉ちゃん像に関する考えや、実は兄妹がいるからこそ頑張れること、実は何でもできる訳では無いからこそ、努力を重ねていること、兄妹の事を大切に想っているからこそ、冗談でも嫌われるのは嫌なことに関して凄く理解が深められた。理解を深めていく内に、内に秘めし人間性にとても強く想う様になったのだ。

 理想のお姉ちゃん像に関して言えば、彼女の場合努力を重ねている事にも通ずるものがあり、どんな時でもお姉ちゃんとしてしっかり妹達の良い見本として頑張らなければならないと考えているが、その努力は積極的に人に見せるものではないとも考えているのだとも感じる。努力を重ねている事を積極的に見せたがらないのは、お姉ちゃんたるものそんな姿は見せられないと考えているからだろうが、それ以上に何時でも完璧な姉と言う意識も有るが故なのかも知れない。
 ただ、一番姉として尊敬している心愛はその辺りの事情はかなり分かっていて、モカお姉ちゃんが常に姉として妹達に恥ずかしくない様に頑張っているのを分かった上で、モカお姉ちゃんには敢えてその辺りの事は言及していないのである。それは、心愛自身にとって姉としての理想像とも言えるモカお姉ちゃんの姿を見続ける中で、そういう事は言わない方が良いと思っているからだと考えられる。元々心愛ちゃんは人の気持ちを汲み取れるので、その辺りは流石である。更に言うなら、心愛も実はかなりの努力家な一面があるのだが、これも日々頑張っている姉の姿を見て、自分も頑張らなければならないと強く思っているが故なのであろう。

 そして、より良い理想の姿に向けて努力が出来るのも兄妹がいるからこそである事も外せない点であり、誰か身近な大切な人が見てくれる、喜んでくれると思えるからこそ、たゆみない努力が重ねられるのは別に珍しい事では無い。モカさんの場合、心愛ちゃんと言う可愛くて、何時も私の真似ばかりする妹が心から私の事を見て喜んでくれるからこそ、何だって努力を重ねられる面は大いにあると感じている。その一方で、自分の真似ばかりしていると思っていた心愛が、確かに真似をしている面こそあれど、しっかりとした自分の意思や想いをもっている事を知って喜ばしくも寂しくも思う辺り、兄妹という喜ばしさと大切さ、そしてちょっとした寂しさが有るのだと強く感じた。

 そもそも兄妹と言うのは、何時までも関係が続いていく最も近しい存在である。そんな兄妹関係において、モカさんと心愛ちゃんみたいな関係が良いと思うには十分すぎる程に強い想いと絆が存在している。そういう近しい存在だからこそ、モカさんとしては例え冗談であっても兄妹に嫌われるのは嫌だと強く思うのであると思われる。モカさんからしてみれば、兄妹と言うのは可愛い存在であると同時に居てくれるだけで幸せを呼んでくれるかけがえのない存在でも有る*7。そんな兄妹*8に嫌われてしまうのは本人にとっては姉離れされてるみたいだから嫌な様だが、私としては切っても切り離せない様な大切な存在である兄妹に本当に嫌われてしまったら、相当な絶望感に苛まれると思われる。実際に上の子と言うのは、なんだかんだと言っても下の兄妹を大切に思っているものなのである。そんなさなかに突然嫌いなんて言われたらどんなにか辛いか、それは心中察するに余りある。モカさんからしてみれば、兄妹とりわけ心愛はいつまで経っても可愛い兄妹である事は変わりないのだから、嫌われてしまうのが怖いと思うのは当然である。だからこそ、モカさんは兄妹特に心愛ちゃんの事をとても大切に思っているし、兄妹とりわけ心愛ちゃんから好かれ続けたいとも思っているのである。

 これらのモカさんの特性を理解していく内に、内に秘めし人間性についても想う様になったのは先に述べた通りだが、それらを思っていく内に、心愛ちゃんが少し懸念していた、モカさんに心愛ちゃんが築き上げた大切な友達が、心も含めてすべて取られてしまう事は今後絶対にあり得ないと、強く思う様になった。確かに心愛ちゃんが危惧していた様に、モカさんが心愛ちゃんの友達皆の心も含めて何もかも奪っていってしまう懸念は確かに理解できるものではある。元々心愛ちゃんの根底にはモカさんの影響が強くある為、その元手であるモカさん本人には適うものではなく、それ故に何もかもお姉ちゃんに取られてしまうと言う懸念自体は仕方ないものとは言える。
 ただ、お姉ちゃんの影響を多分に受けているとはいえ、智乃ちゃんを始めとしたみんなとの友情や信頼を一から築き上げたのは他でもない心愛ちゃん自身の力である。そういった友情は、例えお姉ちゃんパワーをもってしても壊せない強固なものである事は間違いないし、そもそもお姉ちゃんとの比較すら要らない。心愛ちゃんの友達は、心愛ちゃんが築き上げたものである事は間違いないのだから、そこまでお姉ちゃんに取られる事を恐れる心配は無いし、ましてやモカさんも心愛ちゃんが築き上げた友情や信頼関係を壊そうなんてこれっぽっちも考えていない。寧ろその辺りの友情に関しては心愛の事を尊敬するほどであろう。

 では、何故そんなにモカさんが心愛ちゃんの友達皆を虜(とりこ)にしたがったかと言えば、妹が折角こんなに素晴らしい友達を持てたと言うのに、自分だけその輪の中に入れないのは寂しいからであろう。年が離れているとはいえ、お互いに女の子同士、兄妹・友達いつまでも一緒に楽しみたいと言う想いが有るのは特段珍しい事でもない*9。ただ、その想いが少し行き過ぎてしまって、心愛に勘違いさせてしまった所があるのだろう。その一方でモカさんだって、しっかりした女性である。心愛の交流関係に関しては非常に大切に考えているし、その点に関しては尊重している。でも、心愛の友達に関わろうとしなかったが為に、誰も構ってくれなかったら寂しい。そんなジレンマをモカさんは抱えていたのかも知れない。どちらにせよ、最終的にはその辺りの事は心愛ちゃん、モカさん、そしてみんなで一緒にしっかりと整理をしたうえで仲良く解決しているので、今となってはその心配は要らないであろう。最終的には心愛とモカお互いの良さを改めて分かり合って、心愛の友達をも巻き込んで更に信頼とつながりを深めたのだから、これ程良い人間関係は本当に素晴らしいと思う。

 モカさんにとって心愛ちゃんは、妹であると同時にかけがえのない大切な人でも有る*10という事である。そしてそれは、心愛ちゃんも同じである。物理的な距離はあれど、その姉妹愛は確かなものなのは間違いない。これからもそんな素敵な姉妹愛を見守っていきたい。

 3.モカさんが好きな事について

 モカさんが好きである事に様々な考えが有るのは、姉と言う関係上他の皆以上に有ると思うのだが、心愛ちゃんのお姉ちゃんである事、大人なお姉さんな魅力を十二分に持っている事、面倒見が良い事等大きく分けて考えるだけでも多くあると思う。しかしながら、その多種多様な魅力の感性は見る人の数だけあると思うので、ここで断言するのは避けたいと思う。こういう魅力と言うのは個々人が思う数だけの魅力が有ると思っているからこそ、やはり様々思う事があるべきだと思うのが個人的な想いでもある。 
 モカさんに感じている魅力がどんなのか。それは個人個人思う事が異なって当たり前である。それを認めるという事は、好きなものに対する自由な価値観の尊重だという事でもある。だからこそ、各々が抱いている魅力は、どうか大切にしてほしいと言うのが私の思う所でも有る。

3.余談

 お姉さんとして、心愛ちゃんも含めてみんなの憧れの的ともなっているが、その実モカさんもかなりの寂しがりの一面*11があり、妹である心愛ちゃんや心愛ちゃんの友達を頼りにしている面もある。尤もそれは心愛ちゃんや心愛ちゃんの友達を心から信頼していて、自分が頼りたい時に頼れる存在だからこそでもある。だからこそ、心愛ちゃんや心愛ちゃんの友達に嫌われてしまうのだけは嫌なのであろう。

 お姉さんとしては非常に優しいのはもちろんの事、怒る事も殆どない。その怒ると言っても感情を大いにぶつけていると言った感じであり、人を訓戒する意味で怒る事は更にない。但し、それは心愛ちゃんが大きくなった今の事であり、昔は怒る事も有った様だ。尤も、思慮分別は出来るに越した事は無いので、怒る事自体は仕方のない事ではあるのだが。

 パン作りは得意だが、コーヒーを淹れる事が特に苦手であり、泥水と称される程。その辺りはパン以外がまともに作れないとも言われる心愛ちゃんと似ていると言うべきか・・・やはり姉妹の血は争えない。

*1:実際姉だから当然と言えば当然だが。

*2:実際の所、涙が流れる感触ってどんなのだという話だが、相当に美味しいのには違いない。実際に智乃ちゃんと理世ちゃんはその辺りの事を言及している。

*3:ここで言う妹達と言うのは、心愛ちゃんを含めた皆の事である。そういう風になる理由は、モカさんからしてみれば、心愛ちゃんの友達も妹みたいなものだからだと本人も言っている。

*4:心愛も周りに支えてくれる人がいないと、一人では中々やっていけないタイプだが、モカさんはそれ以上であると思われる。要は周りに支えてくれる人がいてくれて初めて自分の持ち味が発揮できるタイプだと言う事。

*5:この事に対してモカさんは大変なショックを受けた。

*6:理世ちゃんだけが若干違っており、心愛と違って積極的にもふもふしようとしてくるのを抑え込めないが故にやや苦手意識がある。尤も、心愛に嫌われたり避けられたりする事を極度に怖がっているモカさんの事を心配してもいるが。

*7:それは心愛も含めた兄妹全員同様ではあると思うが。

*8:特に心愛。

*9:もっと言うなら、別にこれは姉妹関係で無くても普通に存在し得る感情でも有る。

*10:身近な大切な人を想う事は普通な事であるとも思われるが、それができるのも確かな信頼関係あってこそである。

*11:というか割とかまってちゃんだと感じる事もある。頼られる事が多いお姉ちゃんである事もその理由として有るのかも知れない。